熊本地震では、停電した地域の電源確保のため、高圧電源車などへの軽油の供給が急務となりました。当社は変電所メンテナンス業務を通じて電力関係とご縁があり、八戸からの支援要請を受けて現地に向かいました。4トンタンクローリー2台で、80か所に及ぶ電源供給車へ24時間体制で巡回給油を行うという、これまでにない規模の活動でした。陸路での長距離移動に加え、現地では地割れや通行止めが多く、給油ルートの確保にも工夫が求められました。雨天時には土砂災害のリスクもあり、安全に気を配りながらの作業が続きました。夜間は特に注意が必要で、同乗者との連携を密にしながら、トラブルなく軽油を安定供給できたことに安堵しています。これまでの経験を活かし、今後もインフラを支える現場で柔軟に対応していきたいと考えています。