パトロール給油 熊本県阿蘇市
熊本地震被災地電力復旧に貢献、パトロール給油実績

ご依頼の背景・課題

2016年4月14日に益城町で震度7、熊本市などで震度6弱の前震が発生。その2日後の16日、益城町、西原村で震度7、南阿蘇村などで震度6強の本震が発生しました。本震では最大47万6600戸(16日午前2時時点)が停電。九州電力は約3600人を動員するとともに、約600人の他電力応援を受け復旧作業を展開しました。この時、変電所メンテナンス業務とそれに付随する様々な業務を請負っているご縁から支援の依頼を受け八戸から参加させて頂きました。大規模な地震災害により停電が起きた際には、場所を問わず電源供給車両への迅速な燃料(軽油)給油業務を行っております。
所在地
熊本県阿蘇市
サービス名
パトロール給油
実施先・施設情報
電力インフラ復旧時における高圧電源車他への給油
実施概要
停電区域内に配置されている拠点80か所の電源供給車へ4tタンクローリー2台、24時間体制で数時間毎に燃料(軽油)を給油。

担当者の声

熊本地震では、停電した地域の電源確保のため、高圧電源車などへの軽油の供給が急務となりました。当社は変電所メンテナンス業務を通じて電力関係とご縁があり、八戸からの支援要請を受けて現地に向かいました。4トンタンクローリー2台で、80か所に及ぶ電源供給車へ24時間体制で巡回給油を行うという、これまでにない規模の活動でした。陸路での長距離移動に加え、現地では地割れや通行止めが多く、給油ルートの確保にも工夫が求められました。雨天時には土砂災害のリスクもあり、安全に気を配りながらの作業が続きました。夜間は特に注意が必要で、同乗者との連携を密にしながら、トラブルなく軽油を安定供給できたことに安堵しています。これまでの経験を活かし、今後もインフラを支える現場で柔軟に対応していきたいと考えています。